サッカーボールもって22時間の大阪2人旅

Jul

10

日曜日は、前のめりの次男坊と、初の男二人旅でした。しかも、まだ1日4本しか走っていない最新型新幹線「エヌ(N)700系」に乗れるとあって前日からワクワク。

pamph.JPGパンフレットが充実していて、バッチリ予習。「東京-大阪間の移動における1座席あたりのCO2排出量は、航空機の10分の1以下」とかね。

------------------朝5時起床!---------------------------

まずはゴルフの打ちっぱなしへ。100球打ち込んだ後、朝食を済ませて、バスで次男の小学校対抗サッカー大会へ。

1試合目だけ試合に出してもらい、スグに着替え。転んで泥だらけになっている息子をグランドの水道で洗い、ズボンを脱がせる。クラスメートの前なので、恥ずかしがって抵抗するが、時間がないんだ!エヌに乗れなくなったらどうするんだ!?超特急で荷物をまとめ、コーチや引率のお母さん達に挨拶して、サア!行くぞ東京駅へ。

当然、サッカーボールも一緒です。ちゃんとリュックのなかに入れて。

バスと電車を乗りついで、階段駆け上って、やっとホームに着いたと思ったら、ここからが大変な一日のスタートでした。

-------あこがれのエヌが来たぞ--------------

「お腹すいた〜。」とガス欠モードの息子にサンドイッチを買ってやり、その後はカメラ片手にホームをあっちからこっちへ。こまち(秋田新幹線)、500系、旧700系、300系(※今は昔、「のぞみ」の初登場はコレだった)…と記念撮影が終了した頃に、お目当てのエヌが入場してきた。

威風堂々、人気者。ホームの端には、すでに鉄男や鉄子、鉄ファミが陣取っている。

社会マナーを守るお手本の父親としては、ここで落ち着きはらったフリをしつつ、上手に撮影ポジションを奪わなければならない。出発時刻まであと3分!で焦ったが、あくまでにこやかに様子をうかがい、一瞬「空いた!」スペースに見事にスゥッーと子供を押し込む。パチリ。よし、成功だ、次ッ!

ロゴと一緒に今度はエヌと書いてあるロゴ横で。ここも、人気のポジションだ。
テールライトこれが新幹線の先っちょです。旧700系と新700系は、僕なんかはスグ見分けがつかないが、”目”が”鼻先”についている=新型です。

------------------さあ、乗ろう!--------------------------

いよいよ車内に乗り込むと、そこはグリーン車。騒音も揺れも少なく、なめらかな乗り心地。(本当に揺れが少なくなった。飛行機と比べた時の最大の弱点が消えた。)うーん満足。色調も落ち着いており、シニア層カップルが多くて、もの静かな車内。

グリーン車のなか間接照明で落ち着いた色調。通路の広さを表現するために、次男坊にサッカーをさせて撮影しようか!とひらめいたが、思いとどまる。

車内がもの静かだからといって、ウチの息子がもの静かになるはずはなく、一通り身の回りを物色し始める。実際、いろいろチェック甲斐があるのです。たとえば…

ヘッドホンヘッドホンで音楽が聞ける。
目玉ライトramp2.JPGこれが話題の目玉ライト。読書灯が背もたれについてるのはイイ。
トレイ広いトレイも売りらしい。パソコンで仕事しやすいと。
よし寝顔座席はかなり広い。頭のでかい僕の横に、もうひとつ頭が入りそう。
多機能トイレこれには驚いた。広〜いトイレ。おむつ換えシートやら高機能便座やらが、装備されてる。
寝顔一通り動き回った後、疲れてグッスリと。この写真が、座席の広さが一番良く分かりますね。

-----------------大阪に着いた、どこ行こ?----------------

子供は初の大阪にやや緊張気味。なぜなら人が多い!特に、行列が多い。あちこちに人が並んでいるので混雑している。活気、熱気がある。一年前に来た時よりも、今の東京よりも、市民景気は良いのでは?とさえ感じた。

まずは、大阪名物「いか焼き」を食べに阪神百貨店へ。ここもすごい行列。

いかやき行列バンザイしている、目立つ服の観光客が、山内です(^.^;
いかやきこれが、いか焼き。他でも食べたが、阪神百貨店の方が旨かった。

次は、せっかく大阪に来たからと、なんばグランド花月へ。

初体験の吉本、楽しかった。ところが次男坊は、つまんなそう。「ねえー、オーベイかッ?っていうのは、ないのお?」と、漫才の途中にアクビをするしまつ。小学2年生には、浮気とか、三途の川とか、濡れ落ち葉的なネタは、意味不明なんですね。しかも関西弁に慣れてないから、コトバが聞き取れないらしい。。。

しょうがないんで250円もするアイスクリームを特別に2回も買ってやる。不思議なのが、他のお客さんも、公演中に席を出たり入ったりするんですね。ふーん、こりゃ肩が凝らないわ。大衆劇場っていう感じで案外よいかも。

NGKのネオン

一番は桂文珍。彼の名人芸にうなった。オチを言わずに独り言ボソボソしゃべるだけで会場からジワジワッと爆笑を搾り出すところとか、腹をよじりながらも、心のなかで感動してしまいました。すごい。アレは劇場でしか見れない技だ!来て良かった。

-----------------「大阪好き」になった息子------------------

それに、「大阪の人は優しいなあ」という印象を持ちました。(実際には大阪以外の観光客もNGK会場にはいたんでしょうが、関西経験が少ない僕にとっては「吉本好きな関西弁しゃべる人=大阪人」。)

たとえば、大助・花子の大助が、脳出血後遺症で舞台出演制限がされているからと、花子がピンで出てくると、会場からは「さあ、笑ったるから、ちゃんと頑張りや」という雰囲気の拍手がわーっと沸き起こる。闘病生活とか、そううつ症状、ろれつ回らずうまく会話できなかったこと、男が家にずっと居る悲劇なんかも、花子は全部ネタに変えてしまい、それをみんなで温かく笑い飛ばしている。とても良い。

あと、吉本の会場だけでなく電車のなかでも、息子は良く話しかけられた。サッカーボールが入っているリュックを背負っている子供が珍しかったのか?「いくつ〜?」「まつげ長いね〜、ワタシに売ってくんない?」などと、老いも若きも、楽しく優しく話しかけてくれる。

「パパと二人なの?」「今日はネ。お母さんはおウチで留守番。あとね、にいにと、妹がいるんだよ。名前はね…みんな3文字だけど、パパだけ仲間はずれなんだよ。”よしゆき”で4文字だから。」「へえー、パパって可哀想だね。」

ちょっと待った!あわてて僕が割って入り、「4文字の方が3文字よりエラいんだよ。」「ええ〜ウソだよ。」「ホントだよ。お前がもう少しイイ子になったら、4文字にしてあげるからな。」「ふうーん。じゃ、ボクはどんな名前になるの?」…お、なかなか良いフリをしてくれたが…良いカエシが浮かばない!む、むむっ、頭がパニックになり…「そうだなー。考えとくよ」。あえなく撃沈。俺ってセンスねえー。ガックシ。息子に負けた気分。

おかげで、とても大阪好きになった息子でした。

-----------と、ここでブログは終わるはずだったのですが---------

長いブログになりましたが、帰りの新幹線で、たっぷり時間があったのです。事故が発生したとかで、掛川で2時間半くらい、停車。行きは最速の新幹線でしたが、帰りはもっとも遅い新幹線になってしまいました。

でも誰に文句言えるわけでもなく、ただただ待つしかない。

息子は疲れて熟睡している。明日の朝から学校なのに悪いなあ、土曜日も日曜日もめいっぱい動いたから、こんな眠りじゃ疲れは取れないだろうな、と思いつつ、こういう時の寝顔はいつにも増して愛おしい。

品川駅に着いてからも、日曜だったのでタクシー待ちに1時間以上かかり、家に着いたのは夜の3時近くでした。朝、家を出てから数えて22時間の長丁場となりました。

僕はヘトヘトなのに、子供は意外にグズらないで、歯を磨いたり着替えたりしている。むしろ「母親や兄貴が熟睡しているところに自分が帰宅した」ことに、大人になった気分を味わっているよう。妙に満足げ。

そうそう、旅はハプニンングがある方が、あとあとまで記憶に残るもの。最後が「満足」で終わっているなら、今日は「良い旅」だったということ!2日分の旅したような充実の一日となりました。

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