リーダーを育てる挨拶

Jun

18

空港内の「動く歩道」での出来事。4人の白人家族が、後ろから、人をかきわけ歩いてきました。ゲートに急いでいるのでしょう。

「すみませーん(通してくださーい)」

こんな時、英語では何と言うか、ご存知ですか?「エクスキューズ・ミー」とは言わないのです。「エクスキューズ・アス(us)」と言うのです。

そのとき先頭を歩いていた男の子も、そう連呼していました。「僕の後に続く、僕のお父さんとお母さんと妹のこと、許してね。」と言っていたのです。小さな子供であっても、自分が属する集団を代表するリーダーとして、周囲に挨拶…カッコいいなあ!

僕が米国ボストンに住んでいたときは、この光景を日常的に目にしていました。野球場のなか、音楽フェスティバル会場、新年のお祭り騒ぎの路上など、混雑するところでは必ず「エクスキューズ・アス」が聞かれます。

当時僕が働いていた会社の社長(日本人)も、このセリフに大変感銘を受けた、と言っていました。

コトバが、リーダーを育てる、という面はおおいにあるんじゃないでしょうか。スピーチでなく、単なる挨拶でも、繰り返しているうちに本人の心理に前向きな影響を与えて。つまり、「ミー」でなく「アス」と言っているうちに、集団の全体像を意識したり、集団に属する人達全員に対する責任感や配慮の心を持つようになると思うのです。

僕なんか、つい「エクスキューズ、ミー」と言っちゃうんですよね。なかなかスッと「アス」が出てこない。

英語という言語なんかに嫉妬するのは、変ですけど。

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