4割を切った食料自給率
Jul
01

日本の食料自給率は、壊滅的に低下している、らしい。
農林水産省が、「食料自給率の部屋」というキャンペーンサイトを立ち上げていて、このサイトの充実ぶりといったら!
農林水産省/食料自給率の部屋
サイトに掲載されているグラフによると、僕が生まれた昭和40年度は自給率が73%だったのが、平成18年度はとうとう39%になってしまいました。穀物だけに絞ってみると、27%です。大げさにいうと「もし日本が鎖国をしたら、食卓にのる食料の6割以上が、ご飯類の7割以上が、消えてしまう」という異常事態です。
外国産の食料高騰のあおりで、食品メーカは業績を落とし、生活者は全国で「生活防衛」(関連記事:『生活防衛』)に走っています。また、食糧という生命線を外国に牛耳られてしまった、外交カードを与えてしまった、という危機感をもつ人も少なくありません。
実は、カレンが昔サンフランシスコに立ち上げた会社の社長、西村氏は、当時から警鐘を鳴らしていました。10年以上前です。今の騒動をみると、彼は先見の明があったなあ、と思います。
僕はこの件についてどう考えているのか?というと、当時は西村氏に「いいじゃないか、別に。自給率が低くて何が困るの?」と反論していました。
そして、今でも考えは変わっていません。
むしろ、ここ10年間ずうーっと安価食品の恩恵を日本国民は享受してきたくせに、そのおかげで他の楽しいことにお金をつかえてきたくせに、すっかりそれを忘れて急に昔の農政批判するのは、卑怯じゃないの?と思うのです。
そして、自給率を高めるために(中期的に農業を育てるために)高い食糧費を払い続けるのは、無駄なお金の使い方だと思うのです。「自給率を高める」目的ではなくて、オーガニック野菜とか高栄養価野菜とか、「より良い食材づくり」活動の助成にお金を使うのは大賛成ですけど・・・関連記事:『スローライフは、勘違いことば』
確かに自分が住んでいる近くの場所で採れたものを食べる方が、生き物として、自然です。健康リスクも少ないでしょう。
でもすでに、体に入れる薬や体につける衣服だって、僕らは海外のものを多く使っているわけで、国/地方の得意不得意に従って生産・消費するのが、理にかなっていると思います。地球全体で製造・流通活動が行われているいま、食品だけを特別視して別の流れを作るのは無理が生じます。どこで作ろうが、コストと品質(日本製にも偽装はある)をどう改善し続けるか、に問題をフォーカスして欲しいなあ、と思います。
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